この記事は、YCSの「経費関連」タブの「電子支払い請求管理セルフサービス(ePass)」セクションで、過剰請求やマイナス残高の原因を特定するのに役立ちます。
過剰請求とは?
過剰請求は、パートナーがアゴダに対して請求可能額を超える請求をした場合に発生します。その結果として、アゴダは超過額を回収するプロセスを開始します。
過剰請求のケースには以下を含みますが、これに限定されません。
- 無料キャンセル期間内のキャンセル / 変更:お支払い時期がチェックイン日より前であり、アゴダUPCに請求済みの場合、お客様によるキャンセル/変更があると過剰請求となり、回収が必要となります。
- 無料キャンセル期間外のキャンセル / 変更:返金不可の予約について、貴施設がお客様への返金に同意した場合、過剰請求になることがあります。
- その他:不正行為、強制請求、手動入力時のエラーなど
請求可能金額が「0」を超える予約のみが、処理のために送信可能です。
これを実行するには、YCS > 経理関連 > 未精算予約リストの順に移動します。
残高が「0」未満である状態で送信すると、ページ下部の「修正済予約リスト」セクションにエラーメッセージが表示されます。
パートナーに対して、アゴダの経理チームによる手動の修正が行われる場合もあります。これは、次のうちのいずれかの理由で行われる可能性があります。
- 複数通貨での取引に起因した過剰請求
- 該当予約の税率変更
- 修正済みのキャンセルポリシー
- YCSで予約状況が更新される前に、キャンセル済みもしくはノーショー予約が全額請求されたhttps://ycs.agoda.com/ja-jp
最近、他の精算方法からePass(銀行振込み、eカード、ePassでのUPC(UPCプラス)、Paypal)に変更した場合、さらにシステムの制限によって変更中にエラーが発生した場合は、アゴダの経理チームが不足している残高を反映するために修正を行います。この金額は、次回の一括払いに含めることができます。
過剰請求の情報を確認する方法
予約状況が変更されると、修正された予約確認書を受け取る場合があります。YCS >> 予約 >> 予約 >> 予約ID:XXXに進むと、その他のステータスの変更も確認するができます。予約IDは、予約状況に応じて、次の3色のいずれかで表示されます。
予約状況がキャンセル済みまたはノーショーに変更されると、キャンセルポリシーに応じて請求可能額が更新されます。
YCSで予約状況で更新される前に予約が請求された場合、アゴダはマイナスの支払い金額を掲載することで、請求額を再調整する場合があります。
パートナーが次の状況である場合:
Passを利用していない:
- アゴダの経理チームから貴施設への連絡を行い、システムを手動で修正して過剰請求を解消します。なお、UPCでのお支払いをご利用の場合は、当該UPCで精算を修正するか、新しいUPCを発行します。
ePassをご利用中:
- YCS >> 経理関連 >> すべての取引に進みます。
- チェックイン日、チェックアウト日、予約日に基づき予約取引を検索して、クリックします。
- 特定の予約IDを探します。予約IDに複数の金額が記載されており、そのうちの1つがマイナスである場合は、すでにアゴダによる金額の調整が行われていることを意味します。精算履歴の確認方法はこちらをご参照ください。
アゴダによる過剰請求の回収方法
個別支払いカード(UPC)をご利用の場合
- 毎週月曜日、アゴダは過剰請求が発生したパートナーに対して、各予約の過剰請求レポートと請求書をメールで送信します。
- この請求書によって、請求先と同じUPCに過剰請求を返金するよう、パートナーに対するリクエストが行われます。
- パートナーは、アゴダによるチャージバックを避けるために、2週間以内に金額を返金する必要があります。
ePassのUPCをご利用の場合
- ePassで過剰請求が60日以上残っている場合に限り、回収の対象となります。
- 毎週月曜日、アゴダは過剰請求が発生したパートナーに対して、各予約の過剰請求レポートと請求書をメールで送信します。
- この請求書によって、請求先と同じUPCに過剰請求を返金するよう、パートナーに対するリクエストが行われます。
- パートナーは、アゴダによるチャージバックを避けるために、2週間以内に金額を返金する必要があります。
いずれの場合も、元のメールにご返信いただくか、Collections@agoda.comまでお問い合わせください。
その後の流れ
過剰請求の金額がアゴダに返金されなかった場合:
銀行からのチャージバックを受け取った場合は、AC-Chargeback@agoda.comまでご連絡ください。
チャージバックの手続きには時間を要するほか、アゴダとパートナーの宿泊施設の双方に対して費用が発生します。紛争件数が増加すると、解決までに要する時間や費用も増加します。双方の時間とコストを節約するためにも、過剰請求の管理は慎重に行うことを強くお勧めします。
よくあるご質問
システムの制約上、いずれの過剰請求においても、同じお支払い方法によって調整する必要があります。
弊社までお問い合わせのうえ、サポートをご依頼ください。
チャージバックを取り消す方法はありません。チャージバックが一旦開始されると、アゴダが1~2日以内に代金を回収する手続きに入ります。
まれに、チャージバックが発生する直前に過剰請求を相殺する予約を獲得するというケースもあります(タイムラグ)。もしくは、データの問題によって、アゴダによる二重請求が発生する可能性があります。こうしたケースを解決するには、2つの方法があります。
- チャージバックに対する異議申し立てを行った上で、チャージバックが確定し、実行されたことをCollections@agoda.comとAC-Chargeback@agoda.comまでお知らせください。
- チャージバックの完了後、Collections@agoda.comとAC-Chargeback@agoda.comにご連絡の上、ePassでの調整と払い戻しをご依頼ください。
お問い合わせ
問題が解決しない場合は、YCSの[お困りですか?]ボタン、またはその他の方法で、当社までお問い合わせください。
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