この記事では、口座振り込みや電信送金による支払いを開始するために、YCS管理画面で銀行口座情報を登録する方法をご説明します。

銀行口座情報の要件

銀行口座情報の登録にあたっては、以下の要件にご注意ください。

  • 使用できるのは英語のアルファベットと数字(0~9)のみです。
  • 特殊文字(例: = ! “ $ % & : * < > ; , # { } [ ] \ _ ^ | ~ @)は使用できません。「&」が含まれている場合は、代わりに「and」を使用してください。中国の受取人名(現地語表記)・銀行名(現地語表記)、日本の受取人名(現地語表記)は例外となります。
  • 承認手続きを迅速に行うため、YCSより必要書類をご提出済みであることをご確認ください。振替伝票やATM取引伝票は受け付け不可です。こちらは、個人口座または法人口座のいずれの書類を提出される場合も同様となります。
  • YCS管理画面の「口座名義」欄は、補足書類の口座名と一致するものでなければなりません。
  • 口座名義人の氏名、口座名、銀行名が補足書類に記載されていなければなりません。なお、法人口座の場合、口座名義人は法人名である必要があります。
  • 補足書類は日本語のものを受け付けていますが、銀行が英語の銀行取引明細書を提供できる場合は、それを提出することも可能です。
  • 銀行口座のステータスが保留中のまま承認されない場合や、承認が拒否された場合は、記事どうすれば銀行口座情報を変更できますか?」に記載されている手順に従って詳細を修正してください。

銀行口座情報の記入要領

各項目の定義と要領は、以下の表を参照してください。

記入項目

概要

銀行所在国

当該銀行が所在する国

受取人名(現地語表記)

提出された銀行関連書類に現地語で記載された氏名

口座名義人/受取人名

提出された銀行関連書類に記載の口座名義人名

口座名義人/受取人の住所

提出された銀行関連書類に記載の口座名義人住所

口座名義

提出された銀行関連書類に記載の口座名義人名

口座番号

提出された銀行関連書類に記載の口座名義人に紐付けられた番号

SWIFTコード

世界各国の銀行を識別するための8~11文字のコード(例:ASCBVNVX)     ※SWIFTコードはご利用銀行にお問い合わせください。

IBANコード

国際的に銀行口座を識別するためのコード。IBANは、国番号で始まり、その後に数字が続く(例:GB12345678912345678912)     ※IBANコードはご利用銀行にお問い合わせください。

銀行名

受取人銀行の名称

銀行名(現地語表記)

現地語/文字で記載された受取人銀行の名称と支店名

銀行コード

特定の銀行を識別するための固有の識別コード

支店コード

特定の銀行支店を識別するための固有の識別コード

口座種別

銀行口座の種類     ※口座種別は、銀行通帳もしくは銀行に問い合わせてご確認ください。

通貨

当該口座で受け取ることができる、その国の通貨

銀行住所

銀行が実際に所在している住所

ステータス

承認済み – 銀行口座の登録が承認された状態

却下 – 銀行口座の登録が拒否された状態(追加の詳細がメールで送信されます)

保留 – アゴダが銀行口座情報を受け取り、経理チームによる審査が行われている状態

国ごとの具体的な要件

国名

記入項目

具体的な必須要件

オーストラリア

支店コード

6桁の数字(例:123456)

中国

銀行名(現地語表記)

中国語の銀行名および支店名

受取人名(現地語表記)

中国語表記の受取人名

口座名義人/受取人の住所

必ず2行で記入

  • 1行目:建物番号、通り、地区(30~35桁)
  • 2行目:市、省、国(30~35桁)

インド

IFSC

11桁の半角大文字英数字(例:HDFC1234567)

SWIFTコード

*宿泊施設通貨がUSDの場合のみ必要

インドネシア

口座名義

銀行に登録された名前と一致すること

日本

口座番号

7桁の数字(例:0012345)

銀行コード

4桁の数字(例:1234)

支店コード

3桁の数字(例:123)

受取人名(現地語表記)

  1. 半角カタカナに小さい文字を含まな
  2. 銀行に登録された名前と一致すること、半角カタカナ表記(英語で登録されている場合は、すべて半角大文字英字で記入)
  3. ローマ字入力のハイフン(-)を使用
  4. 法人略語を使用(例:カ) )

口座種別

「普通預金」および「当座預金」のみ(通帳と一致すること)

フィリピン

口座名義人/受取人の住所

必ず3行で記入

  • 1行目:部屋番号/オフィス名、建物名/住居番号、通り、バランガイ(最小自治単位)
  • 2行目:地区、町、市
  • 3行目:州、郵便番号

ロシア

銀行コード

RU+銀行のBIKコード(例:RU123456789)

口座名義人/受取人の住所

3行目:

  • 法人の場合 – 「KPP+コード」の形式でホテルKPPコードを入力(例:KPP123456789)
  • 個人の場合 – 「INN+コード」の形式でホテルKPPコードを入力(例:KPP123456789)    ※銀行コードおよびINN/KPPは通常、ホテルの銀行関連書類に記載されています。

シンガポール

SWIFTコード

11桁の半角英数字(例:DBSSSGSGXXX)

タイ

銀行コード

7桁の数字(選択した銀行名に応じて、自動的に銀行コードが表示されます。)

銀行口座の設定方法

銀行口座の設定をスムーズに進められるよう、手順をよくお読みください。

  1. YCS →「経理関連」タブ→「振込み口座/精算アカウント」に進みます。
  2. 作成]をクリックして銀行口座フォームを開きます。
  3. 必要情報をすべて記入します。銀行所在地を選択した後、[保存]をクリックすると、必須項目が赤で表示されます。なお、銀行口座情報の要件および国ごとの具体的な要件を必ずよくお読みください。
  4. 銀行口座情報が有効かどうか、および精算が可能かどうかを確認するために追加書類をアップロードします。なお、ホスト管理モードまたはYCS管理画面には、クレジットカードやキャッシュカードを添付しないでください。[ファイルの選択]をクリックして、以下の必要書類をすべてアップロードします。
    • 銀行口座の所有を証明する書類(銀行通帳 / オンライン明細書 / 取引明細書 / 支払済小切手)。いずれも口座名義と口座番号がはっきりと記載されていること。
    • 口座名義人氏名と一致する官公庁発行の身分証明書(個人口座の場合のみ)。いずれも銀行口座情報がはっきりと記載されていること。
    • 受理可能な関連書類の例はこちらをご参照ください。
  5. 銀行口座情報の提出後、弊社経理チームが詳細と口座所有証明書類を確認するまで、ステータスはまず「保留」として表示されます。銀行口座が承認された場合、または追加の手続きが必要な場合は、5営業日以内にメールにてご連絡いたしますのでお待ちくださいませ。すべての審査が正規に実行されるようにするため、審査プロセスを速めることはできません。
  6.  銀行口座が承認されると、YCS上の登録ステータスが「 承認済み 」となり、YCS 経理関連」タブ→「未精算予約」を通した精算が可能になります。銀行口座の登録ステータスが「却下 」になった場合は、新しい口座を登録する前に、まず申請済みの銀行口座情報の修正をお試しください。弊社経理チームにて更新が必要な情報を確認し、ご連絡いたします。銀行口座の登録ステータスが「却下 」になった理由については、こちらをお読みください。
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提出済みの銀行口座情報を変更するにはどうしたら良いですか?

提出済みの内容を変更すると、プロセスが再度始めから行われるため、お勧めしていません。しかしながら、現在の口座情報を変更したい場合は、下記の手順に従って行ってください。

  1. YCS 経理関連」タブ→「振込み口座/精算アカウント」で変更した内容を提出後、[編集]をクリックして新しい書類をアップロードすることもできます。
  2. 弊社経理チームがすべての情報を確認し、銀行口座が承認された場合は、修正内容が承認されたことをメールにてご連絡いたします。
  3. 銀行口座が承認されると、YCSでの登録ステータスが「承認済み」となり、「経理関連」タブより精算が可能になります。

銀行口座の承認が却下された場合は、どうしたら良いですか?

銀行口座承認リクエストの確認後、貴施設のケースに対して必要な情報を追加でご提示いただくため、弊社の経理チームからメールにてご連絡いたします。

なお、銀行口座承認リクエストの送信後、当該リクエストの変更は行わないようお願いいたします。リクエストを取り消して新たな申請を行った場合、リクエストのステータスは「新規」に戻り、承認にはさらに5営業日かかる場合があります。

主な却下理由:

  1. 使用不可能な文字が含まれている
  2. 補足書類の不足
  3. 口座名義が誤っている
  4. 口座番号やIBANが誤っている

銀行口座情報を更新する前に、銀行口座情報の要件および国ごとの具体的な要件を必ずよくお読みください。